金星×土星のシナストリーアスペクト

この組み合わせは、試される愛。

愛ってそんな軽くて甘いものだけじゃないからね、って。甘さよりも誠実さ、勢いよりも持続力よね、って。

土星は特に不安になると厳しくなりやすい。
金星は傷つくと愛情を引っ込めやすい。

まるで思春期の娘を持つ、真面目頑固な父親とティーンエイジの世界には楽しいことしかないお年頃の娘です。
基本、相入れれません、共通点がないので。
月の娘との関係にも似ていますが、月娘はまだ幼いので父に対してある意味奔放です。
ですが、金星娘は「なにそれ、お父さんマジ無理、一生無理!」です。
そこを理解し乗り越えれば、関係は一段深まります。
将来、酒を酌み交わせる父娘。こうなれば強いです。

ということで、このアスペクトは一言で言うなら「結婚向き」。
乗り越えたところには、もう強固なものが出来上がっていますので。
逆に言うと、遊びの恋愛だと、重くて硬くてめんどくさい。

ソフトアスペクトなら、乗り越える方向で基本進みますので、自然と長期的な関係が築けます。
ハードアスペクトなら、課題を越えて強くなりたい。扱いづらいアスペクトというのが正直なところで、でも乗り越えたらきっと強い。頑張れ、乗り越えるんだ。もしくは、乗り越えるとか言う前に、そもそも恋愛関係にならない可能性も高いです。

いずれにせよご縁が深い相性には間違いありません。
軽い恋で終わりにくい。時間をかけて信頼を積み上げることで、本物になります。

愛を現実にする力がある組み合わせです。

ビジネスにおいては、ソフトあたりあると、いい感じにピリッとしまります。

余談ですが、ネイタルのお話。
女性の場合、金星と土星が何かしらアスペクトをとっていると、年齢がいくにつれ美しさや輝きが増します。
若い頃はどうしても金星に土星が抑圧されますが、年齢がいくにつれなぜか金星が土星に勝つというか、土星を輝かせる感じになりますので。
特に土星期行こうからはスパーク!!
マダムになってこそ美しいとか、マダムになってもモテる、マダムだけど年下にやたらモテる、という方はたいてい金星土星にアスペクトがある方です!

目次

  1. 金星×土星 0°コンジャンクション
  2. 金星×土星 120°トライン
  3. 金星×土星 60°セクスタイル
  4. 金星×土星 90°スクエア
  5. 金星×土星 180°オポジション

金星×土星 0°コンジャンクション

出会いに軽さがない配置。最初からどこか真面目なふたり。

土星:「これは遊びじゃない。」
金星:「…うん、ちゃんとしてる。」

ドラマチックなときめきよりも、覚悟。なんか、覚悟があるんです。
土星は金星のことを愛が故に大切に大切に箱入り娘に育てますし、娘もそれでいいかなってその愛情を受けます。
だからね、結婚した方がいいですよ、このアスペクト。というか、結構結婚にすぐ進むんじゃないかなぁ。


えぇ、恋愛にも結婚生活にも、ときめきはないかもしれません。
でも大丈夫です、「ときめき?そんなの幻。」みたいになるので、地に足ついた生活ができます。

金星は土星の誠実さを感じ取り、土星は金星に対して自然と責任を抱きます。長く続ける前提で関係を見やすいのが特徴です。

土星は愛に現実を教えます。忠誠、忍耐、継続。甘さだけでは足りないことを知っている。
一方で金星は土星の世界に温度を加えます。金星の世界を味わい尽くしたい楽しみは、きっと土星の人生を美しく彩るエッセンスになるでしょう。

重みはある。
でも本物。扱い方を間違えなければ、非常に長期的です。

コツは、土星側は意識して金星を褒めることを「言葉」にして言いましょ。

金星×土星 120°トライン

トラインは自然な安定。
土星は頼もしく、金星は安心する。
コンジャンクションほど「束縛したい」「固く守られたい」もないので、ほどほどいい感じに、現代的にお付き合いできます。

金星:「一緒にいると落ち着く」
土星:「それが一番だ」

愛と責任が無理なく調和します。
信頼が土台にあり、約束も守られやすい。結婚運としても非常に良い配置。
責任が重荷ではなく、安心材料になる関係です。

金星は土星の自己肯定感を育て、土星は金星に境界線を与えてくれます。

伝統的な価値観を共有しやすく、家庭や将来設計についても現実的に話せる。派手さより継続力。時間が味方になります。
磯野家で言えば、波平とフネ。
老後は確実に二人で茶を飲んでしみじみと幸せを感じられる夫婦になります。

こういうカップルは結納や神社仏閣で挙式したり、大きな雛壇や兜を用意したりとか、今はちょっとやらなくなっちゃったような形式ばったイベントをきっちりやるイメージ。

金星×土星 60°セクスタイル

セクスタイルは協力的。
金星が温め、土星が守るバランスが絶妙。

金星:「ちゃんと好きだよ」
土星:「その言葉、信じてる。君を守るために、俺も頑張る。」

土星は安定感を提供し、金星は心地よさを差し出す。
責任や義務の話も現実的にできる関係です。

結婚や長期的な約束とも相性が良い配置で、うまく行っている夫婦によく見られるアスペクト。
旦那は仕事頑張って稼いでくる価値観ありつつ、金星を守るために女遊びもしないし、家事育児にも協力的。
妻は明るくキラキラしているけれど、「ありがとう!私もやることきっちりやる」と、土星の影響をいい感じに受けてしっかりした妻。
家庭がうまく回っていくのです。
みさえとひろし、的な。

ただし土星は深いコミットメントを求めます。中途半端は苦手。
金星が自由だけを優先すると、土星は不安になります。
お互いに築く意識があれば、静かに強い絆へ。

派手ではないけれど、崩れにくい愛です。家計管理もしっかり!

金星×土星 90°スクエア

このスクエアは試練。
価値観や愛情表現にズレが出やすい。

金星:「もっと甘えてほしい」
土星:「それより現実を見よう」

金星はドン引き。土星もドン引き。お互いがお互いにドン引き。

金星は自分の楽しさや、自分の好きな美しさを理解してもらえなくて「土星は、人生何が楽しいの?」を冷たさを感じやすく、土星は「金星はそんな浮ついてて、しっかりしてない、もうちょっと頑張って生きたら?」と軽さを感じやすい。
金星も頑張ってるんだけど、土星はそれが「全然頑張り足りなくない?」とわからない。
土星はしっかりしているんだけど、金星は「なにその堅物つまんね」とわからない。

土星が批判的になると、金星はそんなの楽しくなくて愛情を引っ込める。
すると土星はさらに不安になり、締め付ける、束縛する。金星ますます楽しくないし、逃げる。
負のループに入りやすい配置です。

お金やライフスタイルの違いもテーマに。
金星は楽しみたい、土星は節制したい。衝突はあるけれど、本音は失いたくないからこそ厳しくなる。

批判ではなく不安を言葉にできるかどうかが鍵。
越えれば強いけれど、努力は必要です。

片思いであれば、そんなに無理しなくても他にいい人いるよ・・・と、鑑定する側は思っちゃうアスペクト。

金星×土星 180°オポジション

鑑定してみて毎回思う、複雑なアスペクト。
両極端に振れる可能性があります。

オポジションは向かい合う緊張。
金星:「もっと楽しく愛情ほしい」
土星:「ちゃんと考えてるよ」

こっから先どうなるかと言うと


1、愛故に頭の固すぎる頑固ジジイと、家出する女子高生の娘の、束縛と逃げると言う攻防ののち、土星は「あんな娘はうちにいらん!縁を切る!」と言い出す関係。金星は「うるさいパパから逃げられて嬉しい、パパありがとう!」土星も超スッキリ。

2、モラルを吹っ飛ばして金星に入れ込む真面目な男と、愛と快楽しか考えなくなる女の、なぜか倫理観ぶっとんだ関係に転がっていくふたり。男は非倫理観にまっしぐら、女は今さえ良ければいい。ずぶずぶ。

1は、90°をさらにハードにした感じです。90°は愛が故に束縛ー逃げるを繰り返しますが、180°は土星も金星も「もう諦めたわ」となるところまで行く可能性があります。土星は自分の言うことを聞かない金星を冷たくあしらうし、金星はそれを見てメリットのない土星のことをどうして好きになれというのか、と言う関係になりまうs。

2は、そこまで多くはないのですが、たまに見ます。占星術の基本からすると質量的に土星の方が強いので、金星にそそのかされることなどないのですが・・・なぜか土星が金星に転ぶ。土星が転ぶと厄介です。厄介な方にも真面目で頑固なので。不倫とかに真面目になってどうすんの?周囲は思うことでしょう。金星は今さえ幸せであればいいという考えなので、暴走します。

いずれの関係にしてもいつまでも、金星は物足りなさを感じ、土星は重圧を感じることがあります。
土星は基盤や責任を優先し、金星は今この瞬間の愛を求める。すれ違いがテーマ。

でも金星は土星に人生はゴールだけじゃないと教えます。
土星は金星に続く愛の形を示します。

お互いが歩み寄れば、深い学びに変わる配置。
冷たさの奥にある不安を理解できるかどうかがポイントです。