In a dream story
夢物語の中で
ざっくり言うと「おしゃべり止まらない無限ループ」です。
水星の切れ味鋭いロジックと、木星のドーンと構えたビッグビジョンがぶつかり合い、時に融合し、時に止まらない漫才の掛け合いのように弾け飛びます。
話題はニュースから哲学、果ては昨日食べたランチの感想まで広がり、会話の熱量は常に高め。
なので会話はなぜかいつもドラマティックなのです。
お互いに「へぇ〜そんな考え方もあるのね!」と新しい扉を開け続ける関係です。
木星側が水星を甘やかして「すごいねすごいね」と拡大するので、水星側はいつだって話せば気持ちいいのです。
ソフトだと、ふたりの夢に向かって「現実化」させる努力の力が働きます。
ただ要注意なのは、話と思考がどこまでも広がってしまうだけの状態。
ハードではこれが誇大妄想気味に振れます。
現実感のない話題の先へ先へと進み、側から見ると「とても大袈裟で大風呂敷をひろげた二人」へと映ります。
木星は広げるだけ広げて、水星の持つ夢に対して責任を取りません。
ハードは永遠と叶わない夢を見る二人になります。
合は、ソフトにもハードにも転ぶ特徴があります。
他のアスペクトや二人の関係性次第。
良くも悪くも、話せば話すほど世界が広がる仕様になっています。
目次
水星×木星 0°コンジャンクション
Wisdom Ring Loop
知恵の輪ループ
水星と木星が手を組むと、それはもう知的なお祭り状態!
水星は「細部を詰めよう」と虫メガネを手にし、木星は「いやいや、全体像を見よう」と双眼鏡を掲げる。
お互いの視点が補完し合い、学びと発見が雪だるま式に増えていきます。
木星の哲学的な広がりに、水星は論理の骨格を与え、逆に水星の情報力を木星が壮大な物語に仕立てる。
水星は木星といるととても夢みがち。
木星はその水星を喜ばせようと更なる拡大した叶え方を提案してくれます。
水星:「キラキラ光る石がすきなんだ、石がたくさん欲しい!今すぐ河原にいこう!」
木星:「いや〜、鉱山を買い取ろるところから始めようよ!」
え?非現実的?
いえいえ、ここから本格的に現実への落とし所へ向かうのが合。
水星:「じゃあ地道にお金貯めることからスタートだよ」
そんな大それた話でなくても、二人の会話はいつも知的好奇心がむくむくと周りを蹴散す。
「そういえばさ…」で始まり、「え、もうこんな時間!?」で終わる。
正直、話題が尽きる日は来ません。
水星×木星 120°トライン
Intellectual Road Trip
知的なロードトリップ
この組み合わせは知的ロードトリップの相棒感が強め。
水星がGoogleマップと時刻表を持ち、木星が「とりあえずあっち行ってみよう!」と指差す。
結果、寄り道しつつも知らなかった町や絶景に出会うように、思考も広がっていきます。
「わぁ、こんなこと想像してなかったけど、君とふたりなら新しい世界がビッグバン!」
哲学や文化の深掘りトークも得意分野で、木星は水星に「もっと大きく考えなよ」と視界を広げさせ、水星は木星の壮大なプランに「じゃあ具体的にどうやるか」を与えちゃう。
他力本願的な木星の願いも、水星がピチッと地に足ついた提案をしてくれちゃう。
とはいえ、甘やかすのは木星。
水星は自分の夢をまっすぐ語れるんです、木星がいつだって受け入れてくれるから。
笑いのセンスも合いやすく、気づけば討論とジョークが半々の会話が成立!
知的成長と爆笑が同時に起こる、そんな相性です。
水星×木星 60°セクスタイル
Nice pass!
ナイスパス!
毎日が知恵のキャッチボール大会。
水星がニュースや面白い本の話をポーンと投げれば、木星はそれを受け取り、「じゃあそれを世界的視点で見たら…」と返球。
お互いの視野を少しずつ広げていく、穏やかで建設的な関係です。
相手の意見が自分の考えと違っても「それはそれで面白いね」と素直に受け入れられるため、無用な口論は少なめ。
知的刺激が日常的に心地よく、笑いも混じる会話で「今日もいいパス回しだったな〜」と満足できるのがこの関係!
水星×木星 90°スクエア
Arguing over trivial matters
枝葉と森の口喧嘩
この相性、テーマは見えてるものが違う口ゲンカ。
水星は「細部こそ命!」と木の葉一枚の色を語り、木星は「全体像が大事だろ」と森全体を眺める。
お互い悪気はないのに、気づけば小突き合いが始まります。
根っこは一緒なのに….
そこになかなか目線が行きません。
見てる視点がどうしても噛み合わないのがスクエアの宿命。
水星のツッコミは木星の夢をチクチク刺し、木星はしょぼんと萎む。
木星の楽観は水星の警戒心をザラッと逆撫でして、勢いに摩擦を生じさせる。
とはいえ、この緊張感が意外とスパイスになり、話し合いの中でお互いの弱点が鍛えられることも。
最初は衝突、最後は「まあ、それもアリか」と笑って手打ち、そんな関係です。
水星×木星 180°オポジション
Armchair theorist
机上の空論
オポジションやクインカンクスでは、水星と木星は別々のチャンネルを見ている感じ。
全く違うものを見ているのです、そもそも噛み合わない。
悲しい。
水星は事実やデータを一つずつ積み上げたいのに、木星は「全体の物語」を語りたがる。
結果、「君、細かすぎ」「君、大雑把すぎ」と指摘合戦に。
そして、どちらも自分の視点に自信があって譲らない。
議論がエンドレス化しがち。
なのに何故かお互いにすごく惹かれてしまうこの相性。
永遠と叶わない夢を信じてしまうのです。
ふたりの意見を載せて、夢はとても大きく広がります。
宇宙くらい夢が広がった時点で、木星側は「いいね!できるよ!」とテキトー期待を持たせるだけ持たせて、違う方へ興味をもちます。
コツコツ夢に向かって期待とともに進めてた水星は木星に裏切られた気分、しょぼーん。
それでも無責任にテキトーを続ける木星に、水星はそのうち「木星に裏切られた、信用ならねー!」と疑心暗鬼になってきます。
ただし、この摩擦は悪いことばかりじゃなく、お互いの視野を強制的に広げる装置にもなります。
時には混線しながらも、新しい知の景色を見せてくれる相性です。
