月×リリスのシナストリーアスペクト

リリスに必要なのは欲望の捌け口。
乗っかれる惑星を見つけると、どっしりと乗っかります。
乗っかったら最後、惑星側は憑かれたように感じることでしょう。

月は感情、リリスはタブーと本能。

つまりは、この関係は感情の昼ドラ meets 禁断のオカルト。

リリスにとって最も相性が良く、もっとも濃厚な関係を築けるのが月。
月の柔らかな女性性と、リリスの対極的な男性性が合わさった合は、宿命的な出会いとも言われ特に強い結びつきです。

月が女性で、リリスが男性だとうまく行きやすいと言われています。
逆の場合、リリスの振り回し度合いにパワーがあるので、月は暴力的に振り回されている感じがするかも知れません。

でもリリスを見捨てられないのは、どうしたって月の宿命です。
そんな月をいつかリリスが失うとしたら…リリスだって平常心ではいられなくなるでしょう。

恋愛は楽しい。
でも、月とリリスが絡むと、「あれ、これって恋という名の情緒カオス?」となる瞬間もあります。
でもそのカオスの中にこそ、魂の解放と究極の自己受容が待っているのです。

この関係において大事なのは、お互いの “裏側” を恐れず見ること。
それができたとき、ふたりはもう普通の恋人ではない。
魂の暗闇で手を取り合える、本物の相棒になれるのです。

目次

  1. 月×リリス 0°コンジャンクション
  2. 月×リリス 120°トライン
  3. 月×リリス 60°セクスタイル
  4. 月×リリス 90°スクエア
  5. 月×リリス 180°オポジション

月×リリス 0°コンジャンクション

運命の出会い、禁断の出会い。
リリスにとって最も出会いたかった惑星が月。
その中でも合は宿命的な出会い!
一度出会ってしまったら、二人は避けようのない宿命を感じちゃう。

月の「守ってあげたい」本能と、リリスの「私は私よ!」という闇のカリスマが、感情フィールドでがっつり合体!

リリスは月と一心同体になりたいのだけれど、月からすると全体重かけられて乗っかられている感じがする。
ちょっと重い。
いや、かなり重い。

ふたりの間では、内臓から全部ひっくり返して吐き出し切ったように感情が濃密。
リリスは月に「もっと自分の裏の顔と向き合って」と囁いてきます。
月はリリスに「もうちょっとだけ、優しくなってもいいんじゃない?」と遠慮がちに伝える。

でも基本、月はリリスが可愛くって、自分を差し置いてでもリリスの期待に応えようと努力しちゃう。
だって「リリスは、僕(月)の片割れだから」と月は思ってるから。

ときにドロドロ、でも癒しも深い。
この関係、感情の潮の満ち引きみたいに、激しくも繊細。
月面で行われる会議、月の裏側の顔を知れるのはリリスのみでもあります。

月×リリス 120°トライン

月は、リリスの人に見せたことのない闇を見抜きながらも、決して怖がるだけじゃない。
むしろ「その部分も愛しいよ」と全肯定の嵐。
リリスは、そんな月の慈愛に包まれて、「え…こんなに私のこと受け入れられたの初めて…」と、ガードが外れてゆく。
それは月がリリスが欠けた魔法にかかっているから。

月×リリス 60°セクスタイル

このふたり、なんか通じてる。
言葉じゃないけど、心の電波がフルバー状態。

月が「今なんとなく悲しいかも…」と感じると、リリスは既にチョコとアロマを持って現れる。
そんなテレパシック関係。

リリスは、月に「感情って、振り回されるものじゃなくて使いこなすものだよ」と伝授してくれるメンター。
さらにリリスが持つ神秘の知識が、月の人をどんどんディープな世界へと誘います。
知らない世界に招かれた月はリリスのもう虜。

タロット?
瞑想?
アストラル体?
スピリチュアル?
リリスの魔法?
肉体をちょっと超えた先に、月とリリスふたりのつながりがあります。

次元超えた愛の冒険が、ふたりの共通語になる日も遠くない。
このアスペクト、感情とスピリチュアルが恋に変わる魔法回路です。

月×リリス 90°スクエア

月の人は、「もっと寄り添ってよ〜!」と泣きたくなる。
リリスは、「私は私の道を行く!」とすんごい爆走気味。
結果、月は「なんで無視するの?」
リリスは「月って、なんでそんなに重いの!?」と奔放にダッシュ。
ふたりはすれ違いMAX。

月にとってはリリスの魔性の狡さに疲弊していても、どうしても目が離せない。
心も離せない。
でもリリスはそれに応えない。

でもね、この不安定さには意味がある。
スクエア=課題。そして課題=成長のチャンス。
リリスは月に「依存じゃなく、自立を学んで」と伝え、月はリリスに「孤独の殻、少し割ってみない?」とそっと提案する。

月×リリス 180°オポジション

真逆だけど似てるふたり。
月は「平和に暮らしたいの…」と言い、リリスは「混沌こそが真実!」と叫ぶ。
どちらも感情に敏感なのに、表現方法が真反対。

月は優しさと安心感を求め、リリスは本能と真実の激しさを追求する。
リリスは他の誰にも見せることのない魔性剥き出しの本能を月だけには見せる。
性のあり方でもぶつかること多々。
月は「ぬくもり大事」、リリスは「火のような情熱が正義」。
でも月にとってはリリスが可愛くって、気になって、もう仕方ない!

このふたりの衝突も、月の葛藤もまた良いのです。
なぜならふたりは、他者を通じて自分を知るという魂のプロセスを歩んでいるから。
出会ってしまったらなかなか離れられなくなるふたり。

バチバチしつつも、「あれ?なんだかんだ惹かれてる…」というこの吸引力、さすがオポジションの魔力。
ぶつかることで、理解し合う。
その尊さに気づけたとき、ふたりの絆は聖なる対極へと進化します。