Sun in wonder land.
不思議の国の太陽
夢見る夢子ちゃんの海王星は太陽を惑わします。
夢見る夢子ちゃんならまだいいかもですが、カルトの教祖的な惑わし方かもしれません。
あまりに壮大な幻覚を見せるので、太陽は抗うのが難しい。
現実世界の方が幸せなのか、海王星に惑わされる世界が幸せなのか、それは誰にもわかりません。
ずっと不思議な夢の中か。
その不思議な夢はロマンチックなの?愉快なの?悪夢なの?
うさぎが時計を持って急いでいるの?
手足が伸びたり縮んだりするの?
人間より大きな猫が出てくるの?
毎日誕生日じゃない日を祝うの?
え、もしからしたら、夢じゃなくて幻影だったかもしれない。
この幻覚から覚めるのが幸せか、不幸か。
うたた寝の夢ならいいのか。
海王星は答えのない夢を永遠と太陽に見せ続けます。
合・衝でタイトなほど、海王星に惑わされます。
惑わされると言うより中毒的・依存的な関係でしょう。
と言うことで、このアスペクトはどれもあまりポジティブなアスペクトではありません。
ただ「幻想を見続ける」というのは、ある意味幸せなことでもあるかも、しれません?
目次
太陽×海王星 0°コンジャンクション
Don’t wake up from the dream.
夢から醒めないで
恋は盲目とよく言ったものでして。
太陽は「うわっ…君、神秘的すぎ…運命って信じる?」とガチ恋スタート。
一方の海王星は、全身からファンタジーを放ち、「私なんてただの夢よ…」とふんわり登場。
最初はうっとりロマンチック。
光と霧が溶け合うような、現実離れした愛の世界に突入します。
手を繋いだ瞬間、現実がぼやけて、映画のエンドロールが流れ始める…みたいな世界観。
でも気をつけて!
この愛は本物というより、理想の中に生きてる感じ。
太陽が「君って最高!」と褒めちぎっても、海王星はニッコリ笑ってぼやかします。
結果、太陽は「あれ?この人、何考えてるの?ここはどこ?」と混乱してくることも…。
太陽はどこにいるんでしょうか?
海王星の腕の中?それとも夢の中?
二人はどこにいるんでしょうか?
深海の底に住まう深海魚の二匹?果てのない宇宙の惑星と衛星???
でもたぶんこの二人、夢から覚めることはありません。
ずっと一緒に夢をみる、かもしれません。
それもまた楽しい人生です。
太陽×海王星 120°トライン
Let’s just escape from reality.
現実逃避してようよ
柔らかく表現してみれば、土曜日の夕暮れの薄暗い部屋でまったりチルってるカップル!
「現実ってしんどいよね~」という気持ちを共有しながら、精神世界へふわっとダイブ。
現実逃避の行き着く先はどこかわからないけれど、現実よりかはいいとこじゃん?って海王星が囁いてきます。
しんどい現実よりかは、二人で夢をずっと見ていたいよね!って太陽も乗ったり。
週末になにか考えるとシンドイから、頭使わないくらいがちょうどいいじゃん?
現実じゃない世界に酔いしれようよ。
太陽は海王星の夢見がちなところを「かわいい♡」と感じれるかもしれないし、海王星も太陽のポジティブな自己表現を「まぶしい…でも心地いい…」と受け入れるかもしれません。
正解はよくわからない、けれど「酔ってるからちょっとよくわからない」くらいがちょうどいいじゃん」。
仕事じゃないんだしね。
頭使わずにフィーリングくらいで生きてくのがちょうどいいじゃん?
謎需要・謎肯定のふたりだけの愛の循環。
ふたりとも、言葉より気持ちをキャッチします。
空気と波動で会話してる?ってくらい感覚でつながる関係です。
アート・ヒーリング・スピリチュアル…共通の趣味は尽きません?
太陽×海王星 60°セクスタイル
Think of it as a love affair between artists.
芸術家同士の恋だと思えば
芸術家同士だと思えば、何言っちゃてるのかよくわかんなくてもいいかもしれない。
芸術家同士だと思えば、ぶっとんだ世界でも上手くやっていけるかもしれない。
ふたりだと新しい世界が見えるね。
一緒にいるだけで空気が柔らかくなる気がするね。
太陽が「ねえ、こんな妄想思いついたんだけど!」と目をキラキラさせれば、海王星は「それ、最高に詩的ね」とうっとり反応。
音楽・絵画・ヨガ・瞑想・スピリチュアルリトリートまでなんでもこい。
しかもお互いを否定しない。
「あなたのその変な趣味、いいじゃん」と全肯定し合える関係です。
愛の形もゆるふわ系。
「なんか、魂が触れ合ってる感じしない?」と、言葉にしなくてもわかり合える不思議なバイブスが流れます。
太陽×海王星 90°スクエア
Is he your boyfriend? Is he a cheater? Are you both?
それ、あなたの恋人なの?詐欺師なの?両方なの?
それ、理想の恋じゃなくて幻想です!
と叫びたくなるのがこのスクエア。
最初は「運命の人キタコレ!」と思ってたのに、徐々に「あれ、この人…嘘ついてない?」と太陽は不安がチラホラ。
太陽は海王星を理想化しすぎて、「あの人なら何でも許せる…」と盲信しがち。
一方の海王星は、「えっ、そんなに期待されても…」とプレッシャーから現実逃避しがち。
そして太陽は、「なんかこの人、めっちゃ煙に巻いてくる!」と混乱。
太陽は海王星の影は永遠に掴むことはできません。
だって影は絶対に掴めないものだから。
勘違いと、すれ違いのオンパレード。
でも、海王星に悪意があるわけじゃないのがまた切ない。
お互い「相手の夢を壊したくない」だけ。
でもそれが逆にズレを広げてしまうという、切な系アスペクト。
太陽×海王星 180°オポジション
You whom I see only in illusion
幻影の中でしか会えない君
まず初めに、太陽はひたすら海王星に惑わされているうちに、海王星中毒になります。
海王星依存が高くなって、海王星なしでは生きられない。
もう海王星の幻想・幻影のなかで生きる覚悟もできているのです。
中毒・依存って最中はある意味幸せなことですよ。
なのに、突然、「お互いの見てる世界、実は全然ちがったーーー!!」という衝撃の真実が発覚するアスペクトです。
太陽が「なんか最近、海王星の言ってること意味不明すぎる…」とぼんやりとした頭で疑念を抱いた瞬間、海王星はフェードアウト。
音信不通・既読スルー・ドロンの3拍子が炸裂。
最初の甘いムードはどこへ!?
いや、最初から関係は甘くなかったのかもしれない。
太陽にはその判断はつきません。
太陽は「海王星って、理想の恋人だよね」と思い込んでいただけかもしれません。
でも正解は太陽にはいつまで経ってもわかりません。
このアスペクトの教訓はひとつ。
「相手をちゃんと生身の人間として見る勇気を持とう」。
幻想だけで愛は育ちません。
幻想ではお腹が膨れません。
現実と幻想の境界線を、ふたりでちゃんと確認し合うことがカギ。
